時代にフィットした結婚式を考える【ハヤカワ五味×トキハナ 安藤正樹】による特別対談を公開!

結婚はおめでたいことだけれど、結婚式はなかなか難しいもの。
トキハナが2024年3月にXで実施したアンケートでは「3万円のご祝儀が高い」「長時間の拘束が困る」など、結婚式ゲストのさまざまなお悩みが寄せられました。
せっかくのお祝いの場なのに、どうしてこんなふうになってしまうんでしょう……?

LINEでできる式場探し「トキハナ」を運営するリクシィ代表・安藤正樹と、先日ご自身の結婚を発表したばかりの起業家・ハヤカワ五味は「現状の結婚式が、いまの時代にフィットしていないから」だと指摘します。
いま本当に必要とされている結婚式や業界の変化について、お二人に聞きました。
(文:Sakura Sugawara)

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1.ゲストの負担が大きい結婚式なら、出たくないし挙げたくない?

――トキハナが実施した「結婚式・結婚に関する不満アンケート」には、374件のリアルな声が寄せられました。まず、このアンケートは何を目的としたものだったんでしょう?

安藤:結婚式を改善していくためのヒントが得たかったんです。Xでは定期的に「こういう結婚式でイヤだった」とか「式場見学に行ったらプランナーがひどかった」みたいなポストが流れてくるため、そういう率直な声が聞きたいと思いました。これまでもユーザーインタビューは実施してきたけれど、対象は結婚式を挙げようとしている方々だけ。ゲスト側の気持ちを聞く機会はなかなかなかったので、とても有意義でしたね。

ハヤカワ:安藤さんは結婚式が大好きな人だから、いろんな回答を目にしてびっくりしたんじゃないですか?

安藤:そうなんです!(笑)僕はご祝儀を払っても長時間拘束されても、新郎新婦や親御さんの幸せな顔を見るだけでハッピーだし、あの空間が大好きだから……いろんな声があることは薄々知っていたけれど、みんなこんなに不満があったんだって驚きました。最近は結婚式を不要と考えるカップルも増えているけれど、自分が列席したときにイヤな経験をしたから挙げたくないという方も多いのかもしれないなと思いましたね。

ハヤカワ:それはすごくあると思います! でも、お祝い事の場だから、ちょっとイヤなことがあっても実際には言いづらいんですよね。私は結婚式があんまり得意じゃない派なので、アンケートの回答には同意できる内容が多かったです。だからこそ、そんな思いを友達にはさせたくなくて、結婚式を挙げるのが怖くなる……。ゲストの時間を長々と拘束したり、ご祝儀3万円をいただいたりすることに見合った喜びを提供できる自信がない! と思ってしまいます。もちろん本当に仲が良い人の結婚式だったらそんなこと考えたりしないし、祝福したい気持ちになるのもわかってるんですが。

2.現代の価値観にマッチしていないプログラムを、変えたい!

――新郎新婦は結婚式でゲストに喜んでほしいと思っているし、ゲストも新郎新婦を祝いたいのに、どうしてこうした不満が生まれてしまうのだと感じますか?

ハヤカワ:結婚そのものを取り巻く状況が昔と変わってきているのは、ひとつの理由なんじゃないかなと思います。昔だったら多くの人が順番に結婚するのが当たり前だったところもあったでしょうし、ご祝儀を払ってもいつかは返ってきたけれど、いまはそうとは限らない。払うばかりになる可能性だって充分にあります。新郎新婦のほうだって、核家族化が進んで身内のご祝儀が減ると、挙式の出費が大きくなりすぎる……。そんな状態で、これまでどおりの高価な式を成立させるのは、そもそもちょっと無理がある気がするんです。

安藤:ある程度決まった内容が結婚式のベースになってしまっていて、昔から変わらないことも問題だと思いますね。しかも、式の運営には式場や料理、花、衣裳などさまざまな部門の関係業者がいるため、いきなりこれまでと違う仕組みに変えるのも難易度が高い。挙式にはバージンロードを歩いて新婦が父親と入場し、披露宴ではケーキカットやファーストバイトをして……というプログラムも、価値観が多様化したいまでは、全員に受け入れられるとはいえません。

ハヤカワ:トラディショナルな結婚式が好きで、主体的に選んでそうしているならまったく問題ないのですが、ほかの選択肢がほとんどないのが残念ですよね。とくに最近気になるのが、それこそバージンロードを歩いて父から新郎に引き渡される新婦だったり、男性が働いて女性が食事をつくることを示唆するファーストバイトだったりの、家父長制を感じるコンテンツです。それって、いまこの時代に本当に合っているの……? とすごく違和感があります。もちろん形式上の演出としてやっているだけかもしれないけれど、だったらいっそう、カップルがそれぞれの価値観に合った演出を選べる仕組みがあったらいいのになと思います。
ジェンダーにとらわれすぎない結婚式の選択肢は、いますぐあってもいいですよね。言葉や演出を少し変えるだけでも全然違うと思うから、まだあまり事例がないだけで、やればできるはず。そういうバリエーションが増えていってほしいです。

安藤:コンテンツは同じでも、バージンロードなんてどう呼んでもいいし、ファーストバイトの口上は好きに変えられますからね。

3.集まる意味を考え直せば、
結婚式は「人生の節目」のイベントで在り続けるはず

――改めて考えてみたいのですが……そもそも、いまの時代に結婚式をする意味って、何なんでしょうか?

安藤:僕は、お世話になった方々に報告し、承認してもらう意味合いが大きいと考えています。結婚というのは、いまでもやはり人生の大きな節目。そのカップルと関わってきた方々にも、その節目を教えてほしいという心情があると思います。改めて報告をすることで、夫婦としてのけじめや覚悟が生まれるカップルも少なくありません。そうした体験ができる場って、いまのところ結婚式くらいしかないんですよね。

ハヤカワ:確かにそうですね。私も結婚に際して、自分たちに関わってくれた大好きな人たちを集めて集合写真を撮りたいという気持ちがあります。週刊少年ジャンプで最終回の見開きにあるような、キャラ全員大集合のやつ(笑)。関係者に全員集合してもらうチャンスって、それこそ一生に一度の結婚式くらいしかないですもんね。ほかでは代替できない魅力だと思います。

安藤:ハヤカワさんは、なにかご結婚の報告となるようなイベントはされるんですか?

ハヤカワ:私は、結婚式の代わりに花火大会をすることにしました! 一般人が一度に何百万も遣うイベントなんて、結婚式か車や不動産を買うときくらいじゃないですか。だったらそのお金で何ができるかと考えてみたとき、昔からお祭りや花火大会が好きだから、一度花火を上げてみたいなと思って。「富山で花火大会をするから、来たい人は来てね! 交通費入れても3万円いかないよ!」っていうカジュアルなスタイルも、自分たちに合っている気がしました。YouTubeで中継すれば、SNSでお世話になっている方々への報告もできて一石二鳥です。

安藤:めちゃくちゃ楽しそうですね! せっかく大切な人たちを集めるからには、そういうふうに物理的に集まる意味を重視した内容にしたいし、本当はすべての結婚式がそうできるはず。新しい観点で結婚式を磨きこんでいけば、新郎新婦にとってもゲストにとっても本当に価値のある場にできると思います。なのに、いまは結婚式業界側にそれを阻むネックがいろいろあるから……僕たちにも、それを変化させていく責任があると感じているところです。

ハヤカワ:そもそも、そのカップルらしい結婚報告の仕方って人それぞれですもんね。儀式にしてもそれ以外のやり方にしても、いろんな選択ができるように業界がアップデートされていってほしいです。併せて、ゲスト一人ひとりがこの結婚式を体験して本当にうれしいと思えるかもプロの目でもっと配慮してもらえたら、すごくいい。そうすれば、人生の節目として挙式をしたいと思える人は増えるんじゃないかな。

安藤:そうですよね。ユーザーアンケートを見ていても、たぶん多くの若者が20歳くらいまではなんとなく結婚式を挙げるつもりでいるんです。入学式や七五三みたいに、当たり前のイベントとしてとらえているんだと思います。なのに、誰かの結婚式に参列して思った以上にお金や時間のコストがかかったり、居心地の悪い体験をしたりして、これならやらなくていいかなって思いはじめる……。そこには「もともとはやるつもりだったのに、どうしてこんな思いにさせるんだよ! 気持ちよく式を挙げさせてよ!」って声も含まれているだろうなと受け止めています。

――いまの時代に即した結婚式をつくるために、トキハナを含む業界側ができることって何だと思いますか?

安藤:まずは、いろんな選択肢を提示することです。結婚式には決まったやり方なんてないし、いくらだって変えられることを、ちゃんと伝えていきたいと思っています。たとえば、いまはほぼ最初に招待状を送らなくちゃいけないタイムラインになっているけれど、先に式の内容を考えて、所要時間やプログラムをすべてまとめた招待状を送ったっていい。そうすれば、ゲストもスケジュールの心づもりがしやすくなりますよね。トキハナでは新郎新婦が目指す結婚式のスタイルを見つけ、式場側との打ち合わせに備えられるようにさまざまなサービスを準備しています。いろんな選択肢が持てることを知ったうえで、自分たちが本当にやりたい結婚式を考えていっていただけたらうれしいですね。


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